
#389 葛藤を急いで手放したくて人間関係を断つ人の心理
今回は、「葛藤や曖昧さに耐えられず、人間関係をリセットしてしまう人の心理」についてお話しします。 LINEの返信が来ない、相手の本音が分からない、自分がどう評価されているのか気になる――。 そんな「分からない状態」に不安を感じ、急いで自分なりの答えを出して関係を断ってしまうことがあります。 そこで注目したいのが、曖昧さや不確実性を抱えたまま待つ力「ネガティブ・ケイパビリティ」です。 事実と自分の解釈を分け、すぐに自己完結せず、「今はまだ

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今回は、「葛藤や曖昧さに耐えられず、人間関係をリセットしてしまう人の心理」についてお話しします。 LINEの返信が来ない、相手の本音が分からない、自分がどう評価されているのか気になる――。 そんな「分からない状態」に不安を感じ、急いで自分なりの答えを出して関係を断ってしまうことがあります。 そこで注目したいのが、曖昧さや不確実性を抱えたまま待つ力「ネガティブ・ケイパビリティ」です。 事実と自分の解釈を分け、すぐに自己完結せず、「今はまだ

今回は、「完璧じゃないことを恐れて人間関係をリセットする人の心理」についてお話しします。 完璧主義の人は、小さな失敗や気まずさを「もう終わりだ」と受け止め、自分から人間関係や環境を手放してしまうことがあります。 しかし、人間関係は完成品ではなく、失敗や誤解を重ねながら育っていくものです。 大切なのは、完璧であることではなく、「修復できる」という発想を持つこと。 また、完璧主義の人を支える側に必要な関わり方についても、心理相談の現場での経

「どうせ私なんて…」と思って、自分から人間関係を終わらせてしまう。 実際には嫌われたわけでもないのに、「迷惑をかけている」「必要とされていない」と思い込み、自ら距離を置いてしまう人がいます。 その背景には、「自分に価値がない」という思い込みや、「傷つくくらいなら自分から関係を終わらせよう」という心の防衛が隠れていることがあります。 しかし、その選択は一時的に心を守る一方で、孤独感や後悔を生み、「やっぱり自分には価値がない」という思いを強

「人間関係リセット症候群」という言葉をご存じでしょうか。 突然SNSを削除したり、職場を辞めたり、大切な人との関係を断ってしまったり…。 一見すると衝動的な行動に見えますが、その背景には「傷つきたくない」という心を守るための防衛反応が隠れていることがあります。 今回は、人間関係をリセットしたくなる心理的背景について解説します。 ✔ 人間関係リセット症候群とは何か ✔ リセットを繰り返してしまう心理的背景 ✔ リセットを防ぐための具体的な

「もっと優秀でなければ」 「失敗してはいけない」 「常に高く評価されなければ価値がない」 そんな思いに縛られて苦しくなることはありませんか? 今回は、カール・ロジャーズの「自己一致」の考え方をもとに、「優秀でなければならない」という自己イメージが生きづらさを生む理由についてお話しします。 一見、自信があるように見える人でも、実は高い自己イメージを保ち続けなければ安心できず、失敗や批判に強い不安を感じていることがあります。 背景には、条件

本当は傷ついているのに怒れない。 理不尽なことがあっても我慢してしまう。 そんな「怒れない人」は、怒りがないのではなく、怒りを感じても気づかない・認めない・表現しない状態にあるのかもしれません。 今回は、カール・ロジャーズの「自己一致」の考え方をもとに、「怒れない人」の心理を解説します。 「私は怒らない人」という自己イメージと、実際に感じている怒りとのズレが、なぜ生きづらさにつながるのか。 そして、怒りをぶつけるのではなく、自分の感情を

「いい人」でい続けようとして、いつも自分を後回しにしてしまう。 頼まれると断れない、嫌でも周りに合わせてしまう――そんな生き方に心当たりはありませんか? 今回は、前回お話しした「自己イメージ」と「実際の自分」のズレ(自己不一致)の続編として、「いい人」であり続けることが生きづらさにつながる理由についてお話しします。 無理に「いい人」の自己イメージを守り続けると、人間関係はどう変わるのか。 そして、少しずつ「素の自分」を出せるようになると

「共感しすぎて疲れる…」 そんな感覚を抱えたことはありませんか? 相手の気持ちに敏感であることは、人間関係において大きな強みです。 その一方で、相手の感情に深く入り込みすぎることで、必要以上に疲弊してしまうこともあります。 今回のテーマは、「共感しすぎて疲れる」にどう対処するか。 そのヒントとして、“共感”には複数の種類があるという視点をご紹介します。 共感には主に3つの種類があります。 ・情動的共感(相手の感情を自分のことのように感じ

本当は悪口なんて言いたくない。 でも、その場の空気に流されて、つい話を合わせてしまう…。 そんな“同調圧力”に悩んだことはありませんか? 今回のエピソードでは、人の悪口や陰口などの空気に巻き込まれず、自分らしい行動を選ぶための考え方として、「ヒーローキャラ視点」を紹介します。 ✔ 「その場の空気」に流されてしまう理由 ✔ 同調した後に起きる自己嫌悪 ✔ 「○○ならどうする?」と考える効果 ✔ バットマン効果(Batman Effect)

職場で「問題のある人」と見られている人が、本当にその人だけの問題なのでしょうか? 実はその背景に、“職場全体のシステムの悪循環”が隠れていることがあります。 今回のエピソードでは、家族療法やシステム論の考え方をもとに、職場で起きやすい悪循環の構造について解説します。 ✔ 「問題社員」が生まれる背景 ✔ システムが現状維持しようとする「自己制御性」 ✔ 問題を維持してしまう「第一次変化」 ✔ システム自体が変わる「第二次変化」 ✔ 人手不

家族の中で、なぜか同じ問題が繰り返される。 本人を支えようとしているのに、むしろ状況が悪化してしまう…。 そんな時は、「その人個人の問題」ではなく、“家族全体のシステム”として捉えてみることがヒントになるかもしれません。 今回のエピソードでは、家族システム論の視点から、問題が維持される悪循環の構造について解説します。 ✔ なぜ家族の問題は繰り返されるのか ✔ 「IP(問題を抱えているように見える人)」という考え方 ✔ システムが変化を嫌

親や周囲の期待に応え続けているうちに、「自分は本当はどうしたいのか」がわからなくなってしまうことがあります。 今回のテーマは、 「誰かに決められた人生」と「自分で決める人生」。 人生の選択を自分で決めてきた感覚は、主体的に生きるための大切な土台になります。 たとえ失敗しても、「自分で選んだ」と思えると受け入れやすいもの。 一方で、他人に決められてきた感覚が強いと、人生への納得感を持ちにくくなることがあります。 ただ、自分で決めることには

「やることが多すぎて、何も手につかない…」 そんな状態になることはありませんか? 仕事、片づけ、手続き、人間関係…。 やらなければいけないことが積み重なるほど、頭の中が混乱して、かえって動けなくなってしまうことがあります。 本エピソードでは、その原因を 「物理的な忙しさ」と「心理的な忙しさ」 という2つに分けて整理します。 「物理的な忙しさ」は、実際にやることが多い状態。 一方で「心理的な忙しさ」は、 「あれも終わってない」 「全部ちゃ

人間関係で傷つく原因の一つが、「期待」です。 ・LINEしたらすぐ返事が来るはず ・頑張ったら評価されるはず ・説明したら理解してくれるはず そんな期待が現実とズレるたびに、私たちは小さく消耗してしまいます。 「期待しないほうがいい」と言われますが、完全に期待をゼロにして生きるのは簡単ではありません。 そこで今回お伝えするのは、“期待を捨てる”のではなく、“期待を柔軟化する”考え方です。 キーワードは「上中下モデル」。 上 → 理想 中

白か黒か、0か100か――はっきりさせたい「白黒思考」は、対人関係のモヤモヤを生みやすい思考パターンの一つです。 相手の気持ちを完全に理解したい、納得できる説明がほしいと強く求めるほど、すれ違いや負担感が生まれてしまいます。 本エピソードでは、「そもそも人と100%理解し合うことは可能なのか?」という視点から、モヤモヤを軽くする考え方を紹介します。 ポイントは、 ・自分も相手も100%伝えきれないし理解しきれない ・コミュニケーションは

人間関係を円滑にするために「媚びる」という行為を選ぶこと、ありますよね。 でも実はそれ、単なる気遣いや優しさではなく、相手を“コントロールしようとする行為”になっている可能性があります。 本エピソードでは、 ・なぜ「媚びる」が支配につながるのか ・人と人との“境界線”という考え方 ・相手の主体性を尊重するコミュニケーションとは何か といった視点から、「媚びる」行為の心理的な構造を解説します。 一見、良好な関係を築くための手段に見える行動

人を褒めているのに、なぜか相手の反応がいまひとつ…。 そんな“すれ違い”を感じたことはありませんか? 本エピソードでは、その原因の一つとして 「努力承認」と「存在承認」という2つの視点から解説します。 人は、「頑張りや成果(努力)」を認めてほしい時と、 「自分そのもの(存在)」を認めてほしい時があります。 このどちらを求めているかは、相手や状況によって変わるため、 自分の基準で褒めてしまうと、意図せずズレが生まれてしまうことがあります。

人と会うたびに、同じ話を繰り返す人。 「なぜその話を何度もするのか?」と疑問に感じたことはありませんか。 本エピソードでは、その背景にある心理のひとつとして “自分の価値を感じていたい”という視点から解説します。 人は、自分の価値を実感できない状況に置かれると、 何かしらの拠り所を通して自分を支えようとします。 その結果、過去の成功体験や持っているもの、肩書きなど、 「自分にとって価値を感じられる要素」を繰り返し語ることがあります。 一

人から不必要に傷つく言葉を投げかけられたとき、つい反応してしまい、気持ちが揺さぶられてしまうことはありませんか? 本来は気にする必要のない言葉でも、受け取ってしまうことで自分の心が傷ついてしまう…。そんな場面は日常の中で意外と多いものです。 そうした言葉から自分を守るためのシンプルで実践しやすい「返し方」と、その背景にある考え方について解説します。 ポイントは、「相手の言葉は相手のテリトリーにあるもの」と捉えること。 相手の評価や意見を

優秀だけど、自己評価が高すぎて攻撃的。 そんな人への対応に悩んだことはありませんか? 能力はあるのに、周囲との関係がうまくいかない。 その背景には、「自己評価」と「他者評価」のズレがあります。 自己評価は「能力」を基準に作られますが、 他者評価は「周囲にどんな影響を与えているか」で決まります。 この評価軸の違いに気づかないままだと、 本人は「自分は優秀なのに評価されない」と感じ、 周囲は「関わりにくい人」と感じる――そんなすれ違いが起こ
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