
Episode #6
EP6_面倒な趣味にはまる~結婚式の外さないスピーチ
<p>毎週水曜日 18時配信</p><p>第6回 日常にあるモヤモヤや楽しさを、好き勝手に深掘りする番組「負け筋を探せ」</p><p>今回のテーマは「面倒な趣味にハマる」と「結婚式のスピーチの極意」。</p><p><br /></p><p>めんどうな趣味が好きな人類みなドM。</p><p>文章のプロにおける結婚式スピーチの構成指南。</p><p><br /></p><p>趣味のモチベーションから結婚式の舞台裏まで、哲学科出身のうえの、SUGI、デザイナーのHIGEの3人がゆるーく深掘りします。</p><p><br /></p><p>00:00:00 OP</p><p>00:00:36 面倒な趣味の話</p><p>00:11:35 結婚式のスピーチはウケたのか?</p><p><br /></p><p>ー以下スピーチ本文ー</p><p>どうぞご着席ください。Aくん、Bさん、ご結婚おめでとうございます。このようなお祝いの席でご挨拶させていただくことを大変光栄に思います。Aくんの友人代表として、ささやかながら、お祝いの言葉を贈らせていただきます。</p><p><br /></p><p>では、誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。新郎の大学時代の友人、友人Cと申します。新郎のサークルの同期であるとともに、新婦の後輩でもあります。在学時代には、先輩後輩の関係ではあるものの、恋愛的な伏線は全然なかった二人なので、いまこういうことになっていることに、正直かなり驚いています。</p><p><br /></p><p>新郎のAくんと初めて話した時のことは正直覚えていませんが、僕が一方的に、Aくんを初めて見たときのことは鮮烈に覚えています。僕らがいたサークルでは、夏の時期にサークル主催のイベントを開催するのですが、そこでの内輪向けの企画で、Aくんは舞台上に立ち、有名なゲームキャラクターをモチーフにしたよくわからない一発ギャグをやっていました。気になる人は、後で頼めばやってくれると思います。そのときの僕は、モテたくて、スカしていた時期だったので、舞台上で、全力でギャグをやって、少しだけウケていたAくんをみて、上に行く人はこういう人なんだな、と思いました。結果としてAくんは、サークル内でちょっとだけ出世して、偉い人になりました。</p><p><br /></p><p>そんなAくんと僕ですが、サークル内の部署が違うこともあり、その後は特別親しくしていたわけではありませんでした。転機が訪れたのは大学3年生のときです。僕とA君は、サークルの合宿の一環として行われる、イベントの運営メンバーとなりました。僕らのサークルはやたらと人数が多いので、合宿にもそれなりの数が集まります。僕らは二人だけで、それなりの数を取りまとめて、イベントを成立させなくてはならなかったので、思っていたよりも骨の折れる仕事でした。</p><p><br /></p><p>そのとき、Aくんには大変助けられました。しっかり者のAくんは、当日の段取りを決めてくれており、事前準備もてきぱきと行ってくれました。おかげで、イベントはそれなりに滞りなく進み、想像以上に盛り上がってくれました。その時、Aくんは、たとえ地味でも、誰にも見られてないかもしれなくても、やるべきことをちゃんとやれる男だ、と思ったのを今でも覚えております。</p><p><br /></p><p>そのことをきっかけに仲良くなり、大学を卒業してからもたびたび飲みに行ったり、僕の家に遊びに来たりするようになりました。仲良くなってから、Aくんに関して感じたことがあります。それは、変に、ひねくれたことや、奇をてらったことをしてしまう僕に対して、「ふつうにしてればいいのに」と言ってくれることです。この「ふつう」というのは、人並みのようにしていろ、ということではなく、考えすぎずに等身大でいろ、ということだと思っています。僕から見たAくんは、等身大の、「ふつう」の自分でいることを何よりも大事にしている人です。彼は、やらなきゃいけないことがしっかりとできて、多すぎることは望まず、自分なりの歩みの進め方をよくわかっている男です。そんなAくんだからこそ、こうして新たな門出を、何の不安もなく送り出すことができます。</p><p><br /></p><p>最後になりますが、二人の行く先が幸多きものであることを、ささやかながら祈っています。ご清聴、ありがとうございました。</p>

