
第39回|梅雨明け10日、キーパーが休めない理由
梅雨が明けると、ゴルフプレーヤーには「暑くなった」「グリーンが乾く」「水を撒いている」くらいに見えるかもしれません。 でもグリーンキーパーにとって梅雨明け後の10日間は、春から作ってきた芝の状態が一気に表に出る時間でもあります。 休めないのは、作業が多いからではなく、芝が夏向きに固まるか、崩れていくかを見極める時期だから。 今回は、畑さんの経験をもとに「梅雨明け10日」の怖さと、現場で必要になる判断について話しました。 【今回の内容】

Hosted by 畑と田村 · 🇺🇸 US · JA · 39 episodes
Established thought leaders with verified media credentials.
ゴルフ場のコース管理について語るポッドキャスト。トーナメントコースをはじめ数々のコースでグリーンキーパーを務めてきた畑さんと、そんな畑さんを裏から支える田村が、コースメンテナンスの現場で起きていることや、そこにある知識・作業・背景について語ります。最新技術の紹介というよりも、現場で積み重ねられてきた判断や考え方を言葉にしていく番組です。
畑と田村 hosts コース管理の現場, a sports show with 39 episodes published.

梅雨が明けると、ゴルフプレーヤーには「暑くなった」「グリーンが乾く」「水を撒いている」くらいに見えるかもしれません。 でもグリーンキーパーにとって梅雨明け後の10日間は、春から作ってきた芝の状態が一気に表に出る時間でもあります。 休めないのは、作業が多いからではなく、芝が夏向きに固まるか、崩れていくかを見極める時期だから。 今回は、畑さんの経験をもとに「梅雨明け10日」の怖さと、現場で必要になる判断について話しました。 【今回の内容】

梅雨になると、グリーンは青く見えるのに、どこか転がらない。 プレーヤーが感じる「重さ」の裏側には、芝の伸び方や葉の変化があります。 今回は、梅雨時期の重いグリーンと、刈高を上げる判断について話しました。 数字だけでは見えない、グリーンの速さと感覚の話です。 【今回の内容】 ゲスト収録の難しさ / 梅雨のグリーンはなぜ転がらないのか / スティンプの数字とプレーヤーの感覚 / 8フィートでも速く感じるグリーン / 重さを生む芝の変化 /

梅雨は、予定通りには来てくれません。 降ると思った雨が降らなかったり、前線や台風の動きで一気に状況が変わったりします。 今回は、そんな読めない梅雨をどう読み、芝をどう逃がし、梅雨明けにどう備えるのかを話しました。 【今回の内容】 録り溜めが減ってきた / 読めない梅雨を読む / 低気圧で変わる芝の伸び方 / 刈高を上げて逃げる判断 / 雨の日の段取り / 雨の日にできる作業 / 桝と排水の確認 / 梅雨明け10日の怖さ / 藻への備え

第28回で話した「ワクワクするゴルフ界」という言葉に、思いがけない反応がありました。 同じような問題意識を持つ人たちと、少しずつつながりが生まれそうな、そんな予感を感じました。 まだ何かが始まったわけではないけれど、同じようなことを考えている人たちがいる。 今回は、そんな細い線が少しずつつながっていく予感について話しています。 【今回の内容】 第28回への反応 / 泉ヶ丘カントリークラブ奥野さん / 「Tee it up!」を聞いて感じ

「グリーンが薄い」「ターフが厚い」 そう感じるとき、畑さんが見ているのは「1センチ四方に何本の芽があるか」という世界です。 草種によって理想の芽数も違い、同じ品種でも仕上げ方によってグリーンの表情は変わる。 ボールは芝の上をどう転がるのか、そして味わい深いグリーンを作る職人とは何なのかを話しました。 【今回の内容】 ゴールデンウィークと30度の記憶 / フジとツツジの咲く順番 / アザレアとマスターズの話 / グリーンの芽数とは何か /

ベントグリーンの外側から、少しずつ入り込んでくるコウライや野芝。 見た目には小さな変化でも、放っておくとパッティングクオリティやグリーンの形状にまで影響していきます。 今回は、なぜグリーンにコウライが侵入してくるのか、なぜ防ぎきれないのか、そして現場では何が難しいのかを話しています。 【今回の内容】 畑さんの近況と移動の日々 / ベントグリーンにコウライが入る理由 / 日本芝と西洋芝の勢力差 / ランナーで広がるコウライ芝 / エッジン

芝生といっても、グリーン、フェアウェイ、ラフで使われている種類は同じではありません。 暖地型に寒地型、そして品種ごとの違い。 今回は「芝生の種類を知らないと、なぜ育てられないのか」という基本のキから、張り替えやソッドの話まで掘っていきます。 庭の芝生を見る目も、少し変わるかもしれません。 【今回の内容】 「ギチの完全人間ランド」で紹介されました / 芝生は大きく寒地型と暖地型に分かれる / グリーンに多いベントグラス / 高麗芝とノシバ

4月中旬を過ぎ、芝の動きが一気に活発になる季節。 キーパーにとっては、冬の間に考えてきたことを実践に移す、腕の見せ所です。 ただ、春のグリーン作りは「何ミリで刈るか」だけでは終わりません。 今回は、親株と子株、刈高設定、そしてフェイス作りの話をしています。 【今回の内容】 滋賀の寒さと琵琶湖の話 / ゴルフシーズン到来とキーパーの腕の見せ所 / 梅雨・夏越しを見据えた春の1か月半 / 芝を過保護にしない追い込みメンテ / 良いグリーンと

春になって芝が少し緑づいてくると、もう動き出したように見えます。 でも実際には、葉が青くなることと、根が動いて栄養を吸えるようになることは同じではありません。 見た目に引っ張られて肥料を入れると、かえって芝に無理をさせてしまうこともある。 今回は、春のグリーン管理で肥料をいつ入れるのかを「葉」ではなく「根」から考える話です。 【今回の内容】 まさかの録音忘れで撮り直し / マスターズの話から始まる春の空気 / 春に芝が緑になるのは成長な

2026年のマスターズを見ていて、今年はグリーンが少し乾いて見えた、そんな印象を持った人もいたかもしれません。 選手の読みを壊さないフェアさを保ちながら、オーガスタの風や気温、乾燥まで含めて、その土地らしいコンディションを大会として表現していたと畑さんは言います。 2026年マスターズのグリーンがなぜそう見えたのか、そのギリギリの仕上げに畑さんがなぜ賞賛を送るのかを話しています。 【今回の内容】 2026年マスターズはすばらしい! /

ゴルフの楽しさは、広い景色や仲間との時間だけでは語りきれない。 畑さんが語ったのは、パーやバーディーの先にある「勝った・負けた」の感覚でした。 そこから見えてきたのは、今のゴルフが少しずつ手放してきた「ゲームとしての面白さ」。 今回は、競技性とコース設計の関係から、ゴルフの原点を掘ります。 【今回の内容】 ゴルフにハマる瞬間とは / マッチプレーが持っていた面白さ / 「楽しむゴルフ」と「競技ゴルフ」の違い / 勝ち負けが人を夢中にさせ

畑さんがよく言う「ワクワクするゴルフ界の復活」。 その言葉に、ずっと少し引っかかっていました。 調べていくと、あの時代の熱狂は、同じ形ではもう起こらない構造が見えてきて。 それでも、この時代に何ができるのかを考えています。 高度成長期とゴルフブームの背景 / 会員権と投資対象としてのゴルフ場 / 設計家の思想が残っていた時代 / 同じワクワクはなぜ戻らないのか / 今ある別の形のワクワク / メンテナンスと設計思想のズレ / 消費者の選

春になると、グリーンにポコポコした違和感が出てくることがあります。 でもその原因は、春に突然起きたものではなく、秋のコアリングやその後の管理の中にすでに潜んでいます。 今回は、春の仕上がりを左右する秋の認識と管理について、キーパーが何を見て、どう備えるべきかを話しました。 【今回の内容】 春に目立つグリーンのポコポコ / コアリング後の空洞化が起こすこと / 秋の管理が春の仕上がりを左右する理由 / 芽の肥大と凹凸はなぜ起きるのか /

2月の池に藻が出た。 こういう小さな異変を、ただの現象で終わらせず、次の変化の予兆として捉えられるかどうかで、現場の判断は変わってきます。 今回は、池の藻の発生をきっかけに、キーパーが何を疑い、どう仮説を立て、来年につながる記録にしていくのかを話しました。 【今回の内容】 2月に藻が出た違和感 / 池の水温上昇と春の兆し / 池の変化とグリーン管理のつながり / 表層5センチの停滞水をどう考えるか / 病気の予兆をどう見るか / 観察と

春になると、グリーンにポツポツと濃い緑の点が見えることがあります。 一見すると芝が元気に見えますが、実はそれは秋の更新作業の影響が、あとから表に出てきたサインかもしれません。 今回は、秋のコアリングで起きる空洞化と、それが春の生育ムラとしてどう現れるのかについて話しました。 【今回の内容】 春のグリーンに出る「緑のプツプツ」とは何か / 秋のコアリングで砂が入らないと何が起きるのか / コアリングの空洞部分で根の伸び方はどう変わるのか

田村は普段、コースの現場で芝を管理しているわけではありません。 それでも写真や会話を手がかりに、コースの状態を理解し、現場で起きていることを整理し、現場と経営をつなぐ役割をしています。 今回は、そんな「現場の言語化」という仕事について話しました。 【今回の内容】 田村は現場にいないのにどうやってコースを理解しているのか / 写真や会話からコース状態を読む / キーパーの話を整理する仕事 / 現場で起きていることを言葉にする / 現場と経

冬の芝生は、止まっているように見えます。 でも実際には、ゆっくり、確実に、次の季節へ向けた準備が進んでいます。 更新作業のような派手なことはできない時期。 だからこそ、刈込みや転圧といった「日常の刺激」をどう捉えるかで、 春以降の芝の強さは大きく変わっていきます。 今回は、畑さんが長年の経験の中で辿り着いた、 少し独特で、でも現場では確かな手応えのある考え方。 「ひょろっとした芝」を卒業するための、冬の過ごし方について語っています。 芝

少しずつ暖かさを感じ始める3月。 でも、芝生の世界では「春が来た=すぐ動く」ではありません。 暦の上では季節が進み、虫や雑草、樹木、そして芝も、わずかに反応を見せ始めます。 その小さな変化をどう読み取り、どう段取りに変えていくのか。 今回の話題は、 芝が本格的に動き出す前の、迷いやすく、でも一番大切な準備期間について。 派手な作業はまだできない時期。 だからこそ、妄想し、整理し、春に備える。 そんなシーズンの助走の話をしています。 感想

前回(第20回) は、畑さんの「育てられた20代」と「葛藤した30代」の話でした。 後編の今回はその続き。名門コースでの40代、そしてリニューアルプロジェクトに挑んだ50代を軸に、畑さんの仕事観がどう形づくられていったのかを辿ります。 名門の現場で学んだのは、技術を押し出すより先に「立ち位置」を整えることでした。 自分の理想を前に出すと反発が起きる。 だからこそ、メンバーや現場の考えを丁寧に聞き、共有できる形にしてから、キーパーとしての

畑さんは、どんな現場を通って今に至ったのか。 今回は、これまであまり語ってこなかった畑さんの経歴と原点を掘り下げる回です。 トーナメントコースで育てられた20代。同世代がひしめく環境で叩き込まれた、職人気質と仕事への誇り。 一方で、初めてキーパーとして現場を任された30代には、理想と現実のギャップに悩み、葛藤し、一度はゴルフ場の仕事から離れる決断も経験します。 名門コースでの学びや、大きな失敗と、それを支えてくれた人たちの存在。 今の畑
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